【七不思議】
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七不思議その１・火炎ステッキの謎
●火炎ステッキとは●
原作第一話で、えん魔くんが人間界に来る直前、閻魔大王から賜った杖の事。
火炎ステッキ以外の呼び名に火炎棒、妖能力ステッキ、超妖力(ちょうようりょく)ステッキとも言う。
ここで大王様の言葉を思い出して欲しい。
「ただのステッキではない!! 焦熱地獄の無限の火炎エネルギーをふうじこめた 超妖力ステッキじゃ!!」
●雪子姫の場合●
最初にえん魔くん以外がステッキを使ったのは雪子姫。原作６話でハチの巣入道に脳みそを吸われたえん魔くんの代わりに、ステッキを持って戦ったのだ。
雪子姫がステッキを使ったその瞬間、炎ではなく、氷の嵐が噴き出たのである！シャッポじいの話では、「ステッキが雪子姫の妖能力を倍増した」と言う事だが、ここでお判りだろう。先の閻魔大王の言葉では「火炎エネルギーをふうじこめた」ステッキのはずである。本来なら雪子姫が使っても炎が出るはずだ。使用者の能力を倍増するとは言ってないのだから。それとも言い忘れたのだろうか。それならわざわざ火炎エネルギーを封じ込めたと説明する必要はないではないか？
●人間の場合●
次に使ったのは、何と人間。アニメ12夜で火々爺を追って行った際、辿り着いた船の上で、えん魔くんと船員がやりとりするシーンがある。ステッキをおもちゃだと思った船員がいじっていると、突然火が噴き出したのだ。
と言う事は、ステッキは妖怪でなくても使用出来ると言う事。ただし原作６話でシャッポじいは、人間の子供（ツトムくん）にステッキは使いこなせないと言っている事から、火は出るけれど自由に操るには、やはり炎術の使い手であるえん魔くんでなくては本来の威力は出せないといった所か。
●カパエルの場合●
３人目はカパエル。アニメ22夜で妖怪すね小僧にとりつかれ、えん魔くんからステッキを奪って暴れるのだが、ここで出たのは水。やはりステッキは持つ者の能力を倍増するというのが正しいのか？それは否。何故ならカパエルはこの前に、アニメ15夜のラスト近くで、ステッキを使ってドラム缶風呂の湯を沸かしているのである！紛れもなく炎が出ているのだ。ステッキが能力を倍増するなら、22夜と同じく水が出るはず。
●他の妖怪の場合●
４人目は敵の妖怪。アニメ24夜の竜魚。えん魔くんから奪ったステッキで火炎放射を放つのだ。能力を倍増するステッキなら、雨雲を操る竜魚であれば水か雷が出るはずだろう。
●深まる謎●
旧『kaosのページ(※2010年10月閉鎖)』「えん魔くんの謎」謎６ 火炎棒？妖能力ステッキ？より転載
−−−−−ここから
えん魔くんの最大の武器・ステッキの名前、台詞の中では「おいらの火炎棒が…」などとなっている事が多いんですが、確か「妖能力ステッキ」という名前があった様な？言ってた様な？
ちなみにえん魔くん世界では妖怪の超能力を「妖能力」と言っていたので「妖能力ステッキ」の方が、『第22夜 妖怪地獄別荘』の話の中でカパエルが持って水が噴き出すのも納得できる。そのステッキ自体に妖能力があるのではなく、ステッキを持った妖怪が自分の妖能力を増す事が出来る。マンガの方では雪子姫が使用してすさまじい吹雪を発生させてましたしねぇ。
でもアニメ第一夜でしびれ柳が「そのステッキには様々な妖能力が封じ込めてある」って言ったから、やっぱステッキ自体にも妖能力があるのかな？
−−−−−ここまで
えん魔くんが持てば炎、雪子姫が持てば氷、カパエルが持てば水と炎、人間なら炎。妖怪・人間問わず何かしら出る。
えん魔くん最大の武器でありながら、他の者にも使用可能。その名称も一定していない。
「火炎ステッキ」の真の機能とは一体何なのか？
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