カパ衛門[かぱえもん]
アニメ1973年10月18日 第3夜に名前だけ登場
カパエルの曾祖父(ひいじいちゃん)で、64年前まで大川の主(ぬし)だったらしい。
1973年の放映当時から64年前というと1909年。日本は明治の終わり頃。今は御隠居か亡くなってる?
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かまいたち(CV田中亮一/矢田耕司)
アニメ初登場1973年12月27日 第13夜
両手に鎌を持ったイタチの三兄弟妖怪で、合体して力を増す。それぞれマッハ3のスピードを誇り、合体するとマッハ9になる。口癖は語尾に「〜べし」
かまいたち族の男子は百人の人間の魂を盗んで初めて一人前と認められるらしく、雪子姫を嫁さんにしようと誘拐した。えん魔くん以上に雪子姫にベタボレ。速さにえん魔くんも苦戦した。
ダイナミックプロのラフ画では名前は片仮名でカマイタチ。三身合体姿で鍋蓋のような物を被っている。 「かま」いたちの洒落なら電気釜(炊飯器)の蓋かも?
小学館ブックの小山田つとむ版ではラフ画通りで、こちらも雪子姫を嫁にしようとし、後はアニメと同じ。
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カミナリジシ
東映版初登場1973年12月13日 第11夜
雨女郎のペット。たてがみから雷を放ち、飛行能力もある。 狛犬のような姿をしている。
不可抗力で主人の雨女郎にとどめを刺してしまった。
雨女郎亡き後は地獄界に送還されたのだろうか?
ダイナミックプロのラフ画コメント通り「たてがみからカミナリをおとす」設定はそのままアニメでも使われていた。
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仮面坊[かめんぼう](CV田の中勇)
アニメ初登場1974年1月17日 第15夜
顔を変化する能力がある、小柄な弱小妖怪。持ち前の演技力で相手を騙す。
人間嫌いで、善人の振りをして人を騙す所は人間の醜い点を模したと言われる。 本当の顔はなく、のっぺらぼう。
怪物くん並の顔変化と演技力でえん魔くんと閻魔大王を騙し討ちさせる。
沈没なまずの部下であり、えん魔くんを地獄界におびき出して足止めさせたまでは良いが、結局ばれて退治された。目玉親父こと田の中さんの「女の子言葉」は必聴だぞ!(笑)
ダイナミックプロのラフ画では2種類のデザインがあり、足して1つになったのがアニメ版。
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寒天狗[かんてんぐ](CV銀河万丈)
原作初登場1974年3月31日 第20話
メ〜ラめら2011年6月2日 第9炎
天狗族の中では閻魔大王と並ぶ程の実力を持つ大天狗の一人。雪女一族の守り神(地獄で神?)的存在。
雪子姫の連絡でパトロール隊が炎天狗に襲われている事を知り、炎天狗を説得して誤解を解いた。炎天狗と並ぶ実力者であり、冷静さは炎天狗以上だと思われる。
個人的には男性キャラで最もハンサム(ダンディ)だと思う!
メ〜ラめらでは扇風機を使って吹雪を射出。炎天狗とともに「鼻」にかけた単語を言い合ったり、魔獣退治の先を争ったりコミカルさが強調されている。 最後は魔獣を元の次元に押し戻す為炎天狗と合体、異次元の彼方に消えて行った。
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吸水蝶[きゅうすいちょう](CV親・北浜晴子/子・千々松幸子)
アニメ初登場1973年12月6日 第10夜
普段は心優しい妖怪だが、怒らせると恐ろしい。 生物から水分を奪い砂にしてしまう「妖能力水抜き」は一晩で東京を砂漠に変えられる。 鱗粉を撒き、分身を出す事もできる。 親は人間タイプの顔から恐ろし気な顔に変化。自分の体から一滴でも水分が流れると妖術が解ける。
子は幼虫の時はひたすら食事(水分)をとり、蛹(さなぎ)を経て羽化する。
暴れん坊で大食いの幼虫が雪子姫を傷付けた事でえん魔くんの怒りを買い、許しを請うても断られた為に、仕返しに人間を襲う。しかし、最期は子を思う母の心を訴えて自分の命を犠牲に死んだ、劇中最も気の毒な妖怪。
我が子の命乞いをする人間の母親の姿に、一瞬我に返ってしまう吸水蝶が、彼女の深い悲しみを思わせます。この回はえん魔くんが悪役だったね。
羽化した子の方は地獄界に送還された、生還者第3号。
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クサリガマ(CV柴田秀勝)
原作初登場1973年10月28日 アニメ10月18日
原作3・4話、アニメ3夜に登場
大川の主。巨大なガマの妖怪で手に鎖とカマを持ち、口から有毒ガスを発する。
背中のイボから体液(蝦蟇の油?)を出す。
3度の昼寝をするのが楽しみで、普段はヘドロを布団に川底で眠っている。背中のイボが弱点。
義兄弟の盃を交わした義兄・孫の手の仇を討つべく、えん魔くんと戦闘の末、火炎車で豪快に焼死。
少し公害問題が背景になっています。川の悪臭の原因はこいつだけのせいではないと思う…。 声が閻魔大王様と同じなので(この時点では未登場だが)意識しながら聴いてると面白いかも。
原作3話は背景モブ、4話ではその他大勢の妖怪に紛れてえん魔くんと戦うもあっさり倒される。
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けっとばし(CV岩田光央)
原作初登場1974年2月3日 第14話
メ〜ラめら2011年5月26日 第8炎
三本角の鬼の一族。姿を消して相手に近付き、足に似た大角で蹴飛ばす。 角が変形し、人間の男性の下半身に似てしまった事をコンプレックスに思っている。
原作ではえん魔くんの妖怪学校時代の喧嘩友達らしい。雪子姫に片思いしているが身分違いの恋と悲観し、ぐれて地獄界を飛び出した経緯がある。 鉢巻は真ん中の恥ずかしい形(お察しください)の角を隠す為に巻いている。最後はその急所を潰して自殺。…しかし、喧嘩友達とはいえ友人が自殺したのに「めでたしめでたし」はないわ。
『メ〜ラめら』では出た妖、なだれ小僧、マタサ鬼とともに「地獄あばしり番外地四天王」として登場。 中年親父っぽい体型になり、語尾に「〜ダス」がつく。原作と違い三本目の角には自信を持っていたようだが、ハルミちゃんに「可愛い」と言われ自信喪失、飛び降りた所運悪く氷の柱に急所をぶつけて消滅した。
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ゴーシップ(CV飯塚昭三)
アニメ初登場1974年2月28日 第21夜
帆船型妖怪。体を変質させる事が出来、鋼鉄の硬さにまでなる。口から吐く赤いコウモリは付着すると人でも物でも能力を封じられ、狂わせる。砲門からは赤い蜘蛛を撃ち出し相手の自由を奪う。
閻魔大王すら手こずらせた大妖怪。えん魔くんの妖能力をことごとく跳ね返され、なす術がなかったが、大王様の御妖船ドロロン号のダイヤモンドより硬い舳先で大穴を開けられ派手に轟沈。
非行妖怪の総元締めであったが、退治された後は元締め不在のままか?選挙でも行われたのだろうか。
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木枯し小僧[こがらしこぞう](CV小宮山清)
アニメ初登場1974年2月21日 第20夜
2本角の鬼族の少年。風と共に出現、葉笛を使って動物を操る能力を持つ。
体を分散させたり、口から毒針を吐く事もできる。
えん魔くんに負けず劣らずの地獄の暴れん坊。尊大な態度で、堂々と果たし状を突き付ける大胆不敵な奴だが、動物を利用できなければ本体は口程にもなく、雪子姫のつらら笛で逆に動物を操られ、象に踏まれて死亡した。
何より凄いのはそのいでたち。マント1着のみで中はオールヌード!
ダイナミックプロのラフ画ではマントの下は見えていない。と言う事は彼を裸にしたのはアニメのスタッフか?
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小判小女[こばんざめ](CV沢田和子)
アニメ初登場1973年11月29日 第9夜
生物に寄生し、骨を食料とする人魚型の妖怪。
寂しがり屋の大人しい妖怪で、手の平程の大きさしかない。
骨を食料としているのを怒黒に利用され、知らずに怒黒菌を人間に注入させる注射器代わりにされてしまった。
優しいお兄さんを欲しがっている。
大人しくてカワイイ小さな人魚の姿は男性ならイチコロでしょう〜。
こんなカワイイ妖怪ならいつだって一緒に連れ歩きたいよなぁ〜。ねぇ、えん魔くん(^_^)
地獄界生還者第2号。
ダイナミックプロのラフ画では「人の背中にぴったり張り付く。張り付かれた人はいくら食べても栄養をとられてしまう。無理に剥がそうとすると人の肉と一緒に剥がれてしまう」と恐ろしいものが…。 |