管理人 | 「ハァ──刑事さん(冊子は「刑事さんで」)もう さんざん話したとおりですが……」 |
円馬 | 「そこをもう一つ 担当替わりましたので スンマセン」 |
管理人 | 「あの夜は みなさん遅くまで練習をしてまして ミドリ女子学園高校の水泳部のみなさんが 大会が近いとのことで遅くまで練習されてました」 |
円馬 | 「なるほど じゃあーその日は 女子校の貸し切りだったんですね」 |
管理人 | 「……というか……いつもです いちおう ここは市営プールですが…… 使っているのはミドリ女子学園(冊子は「ミドリ女子高校」)だけでして…… 夏の一時期 近所の子供が来るくらいで…… だいたい このあたりは若い人は 学校出たら都会へ 出ていってしまうので ことに男はいない いるのはわしのような年よりばかりで」 |
円馬 | 「そういえば若い人は見ないですね」 |
管理人 | 「ミドリ女子学園は過疎化を恐れた市が他県から誘致した学園でして 若い男のいない土地なら親が安心ということで」 |
円馬 | 「かわいそう まるで修道院じゃないの…… 生徒はつまんねーだろうな…… (オレなんかモテモテかも)」 |