炎魔地獄 加筆分
羽衣姫「ふうぅ〜ん」
色気を振りまいて炎魔を誘う羽衣姫。スケベ顔でふらふらと寄って行く炎魔とシャポー。
一方雪子姫を誘惑に行ったマークは…
マーク「ステキだ…!! 世界中の美をひとりじめにしてたのは あなただったんですね?」
と、言葉巧みに殺し文句を紡ぐ。雪子姫は突然の事に混乱している様子。
雪子姫「そ そうかしら う……あ…あたし あ…え〜〜っ!? わかんない?」
マーク「いいんだよそれで……なにも考えなくても」
雪子姫「あッ!」
マークに口づけされる雪子姫。う〜ん…炎魔くんとだってこんなシーン描かれてないのに〜〜〜!
カパエルもミカエルのキスでメロメロ状態。
その頃の炎魔くんは…。
羽衣姫 | 「ああ〜っ ふうう〜ん」 |
炎魔くん | 「はーはっは はっ」 |
羽衣姫の大股開きに、地面に這いつくばって興奮状態。スケベは変わっとらんか(笑)
炎魔くん「ン… こ こいつは天国だ!?」
思わず口走った言葉に我を取り戻す。
炎魔くん | 「はッ!? て 天国!! そうか!? てめえ〜ッ!天国のまわし者だな〜〜ッ!」 |
シャポー | 「エッ!天国」 |
羽衣姫 | 「しまった〜ッ!みやぶられたか炎魔!!」 |
シャポーもびっくり。炎魔くんはステッキを振り、羽衣姫を払い退ける。
羽衣姫は身につけている羽衣で飛んで行く。
シャポー「?天国の」
キョトンとしているシャポー。
炎魔くん | 「ちくしょう あぶなくユーワクされるとこだった!? あッ!? ゆ 雪ちゃんがあぶない!」 |
こっちは大変な事になっていた。
雪子姫「あ… あ あ〜っ 早くきて〜〜 ダメ…も〜うまてない」
胸も露にすっかりマークのペースにはまってしまっている。あ、危ない…
マーク「よしよし いい子だ雪子姫 フフフ 今すぐ昇天させてあげるからね」
ニヤリと厭らしい笑い顔を浮かべるマーク。
炎魔くん | 「バッキャロ〜〜ッ そうはさせるか〜〜っ!!」 |
マーク | 「ぎゃん!」 |
危機一髪、炎魔くん参上!マークの尻をステッキで突きどかし、雪子姫を救う。
マーク「おのれーっ炎魔め もう一息だったのに〜〜っ!」
背中の翼を出し、退散するマーク。
マーク「おまえたちがユーワクされていたら戦争はさけられたのに」
羽衣姫も現れ、
羽衣姫 | 「これで天国と地獄は戦争になるわ 炎魔!! このつぎは戦場であいましょう」 |
炎魔くん | 「てめ〜ッ でエ〜ッ」 |
何が「でエ〜ッ」なのかよく分からんが、ともかく誘惑を逃れた2人。
炎魔くん | 「雪子姫 だいじょうぶか?」 |
雪子姫 | 「え 炎魔くんゴメンなさい あたしそんなつもりじゃ」 |
炎魔くん | 「わかってるって 雪ちゃんがオレ以外の男と どうにかなるわけないってことは」 |
シャポー | 「ケケケ ウワキウワキ」 |
ああ、炎魔くん。雪ちゃんの事信じてるんだなぁ。それでこそ私の惚れた男!
でも雪ちゃん、貴女その気あるでしょ!ジャックではもう………(悲)
雪子姫「あッ!? あれは?」
雪子姫が驚いた方向には、ミカエルと一緒に昇天して行くカパエルの姿が…
カパエル「さよ〜なら〜炎魔く〜〜ん さよーなら雪子姫 おたっしゃで〜〜っ」
ミカエル「セーコーセーコー いいダンナがみつかったか」
ミカエルはカパエル誘惑に成功し、満足げ。
それを見つめる炎魔くん達3人。
炎魔くん | 「バカだなあいつ昇天しちまいやがった…」 |
雪子姫 | 「さよならカパエル あなた天使になるのね!」 |
炎魔地獄/完 |