HOME総合リスト大辞典研究室宝物庫リンクSNS

炎魔地獄
(えんまじごく)
原作/永井豪とダイナミックプロ

掲載
朝日ソノラマ 月刊マンガ少年
1978年(昭和53)9月号 読み切り
巻頭カラー4P・単色25P/全29ページ(掲載時)
コミックス収録時に終盤7P加筆、全36ページ
右は雑誌掲載時のカラー扉

【ストーリー紹介はこちら】
炎魔地獄
『ドロロンえん魔くん』連載終了から4年半、妖怪パトロール隊が読み切りで復活した。
えん魔くんは”炎魔”と名を変え、一段と逞しくワイルドに成長。
『炎魔地獄』は『ドロロンえん魔くん』とは少し設定が異なり、地獄界のエネルギー不足の為、エネルギー源である亡者獲得と称して悪事を働く人間を地獄へ落とす(殺す)という、かつての人間を守る立場から逆の立場になっている。
『ドロロン〜』の地獄は死後の世界ではなかったが、こちらは亡者を責める地獄界という点でも、両作品の世界観が異なっている事が伺える。
しかし、元々人間に対して深い思い入れはなかったえん魔くんである。
たかが4年半で手の平返されてはたまったものではないが、まかり間違えばこういう未来もありえない話ではないと私は思う。非道な所も好きだから許す。

何と、雑誌掲載時ではページ内にまとまらず、話の途中でぶつ切られているのだ。
コミックス収録時に終盤7ページが加筆されたが、それでも半端に終わっている為、かえって想像を掻き立てられる結果となった。
尚、『Dororonえん魔くん メ〜ラめら』にて本作モチーフの展開が取り入れられた。


HOME総合リスト大辞典研究室宝物庫リンクSNS