大金怪[だいきんかい](CV仁内達行)
東映版初登場1974年3月28日 第25夜
体が金塊の妖怪。金の強い光で目をくらます他、頭の角を脱着して武器として使用可能。体を球状にして体当たりを食らわす。触れた人間を金塊に変える事が出来る。飛行能力あり。
閻魔大王に反旗を翻し、金山から出現した最後の強敵。策略家でクーデターを起こし大王の座を狙う。虎御前、出た妖らを従え、雪子姫とカパエルを人質にドロロン号を奪い、2度もえん魔くんの命を奪った。
最後は密かにえん魔くんを慕う虎御前の裏切りでえん魔くんと刺し違える。
ところでツトムくんもトバッチリ先生も金塊にされてしまったが、退治後元に戻れたのだろうか?
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たこ津波[たこつなみ](CV大竹宏)
東映版初登場1974年3月21日 第24夜
不潔を好む妖怪。頭は人の手型、足は鮹。 「こいこい、こっちゃこい」の呼び声で津波を招く。 別名スカンタコ。
東京湾で隠居生活を送っていたが、竜魚が招いた毒水で元気を回復し、コンビを組む。 えん魔くんのマントを「道中合羽」と呼ぶなど言い回しが古い所がある。
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たたみ返し[たたみがえし](CV矢田耕司)
東映版初登場1973年10月25日 第4夜
自分の妖気を吸わせた畳をひっくり返し、下敷きになった人間をその妖気で妖怪化させ下僕にする。 名前の通り畳返しが得意技で、妖気封じの布を持っている。
妖怪学校でも習う有名な妖怪らしい。卑怯一筋に900年以上生きて来ただけあって、知能犯でツトムくん達の他、雪子姫も人質にしてえん魔くんを手こずらせた。
小学館ブック連載の小山田つとむ版では蓑の中に子供を隠し、さらった子供の魂を喰う。
孫の手と一緒に登場し名前の表記は片仮名でタタミガエシだった。
ダイナミックプロのラフ画では「足の指で畳のヘリを押すと畳がひっくりかえる。寝てる人が畳の下敷きにされたりする」とあり、アニメより小山田版の方が初期設定に忠実。初期の名前は平仮名で「たたみがえし」だった。
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沈没なまず[ちんぼつなまず](CV西尾徳)
東映版初登場1974年1月17日 第15夜
地獄を脱走した非行妖怪第1号。巨大なナマズの妖怪。
69年ごとに復活し、かつて関東大震災を起こしたと言われる。
地面に潜み、地中で大暴れをして大地震を引き起こす。
ヒゲの先に探査用?の小さな目玉が付いている。
仮面坊と結託してえん魔くんを地獄界に足止めさせ、その間に地上を大混乱に陥れた。珍しく骨は焼け残った妖怪。
余談だが関東大震災は大正12年9月1日、西暦で1923年だから69年後は1992年、平成4年。しかし1974年1月にえん魔くんに退治された為、何事もなかったが、この回の放映日は1月17日。この日と言えば…そう、平成7年の阪神・淡路大震災が起こったその日と同じなのである。
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出た妖[でたよう]
原作初登場1974年小学三年生1月号 15話
東映版1973年3月28日 25夜(CV山田俊司)
メ〜ラめら2011年5月26日 8炎(CV加藤精三)
顔に手足が付き、頭の上にも1本腕がある。
原作では待ち伏せしていきなり飛び出し、驚かすだけのたわいのない妖怪。
パトロール隊が出動すらしなかった為、怒って地獄に帰るという、退治されなかった妖怪第1号。 幼稚っぽく、見た目はともかく憎めないキャラになっている。
初期アニメでは最終夜に非行妖怪の一味で登場し、ボス格の大金怪の補佐的活躍をした。 原作同様三枚目で、男言葉を使う虎御前とコンビのせいかオカマぽかった。こちらでは無事(?)退治された。
メ〜ラめらではけっとばし、なだれ小僧、マタサ鬼とともに「地獄あばしり番外地四天王」として登場。冒頭シルエットと最後に登場、四天王最強、吃驚させて相手の力を奪う能力を持っている…らしいが既に先の3匹が退治され誰もおらず見事な出落ちであった(笑)退治されなかった妖怪第1号。
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電気あんま[でんきあんま](CV山田俊司)
東映版初登場1973年10月4日 第1夜
霊魂を主食とし、4本の腕から放電する。
身体を自由に変形させ、どんな隙間でも通り抜けられる。 しびれ柳、ヘビ壺と洋海小に潜んでいた。
原作では3話で大王様の背景に初期設定デザインで登場しているのみ。
永井版以外の学年誌では初期設定のデザインで登場。腕は2本で股間に足を掛け「あんま」している。
「電気あんま」ってここから来てるのね(笑)
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トコロ天狗[トコロてんぐ](CV梅津秀行)
原作初登場1974年3月24日 第20話
メ〜ラめら2011年6月2日 第9炎
天狗族の一人。イカ天狗、エビ天狗と結託して炎天狗をだまし、妖怪パトロール隊を倒させようと企んだ。
寒天狗の仲裁で計画がばれ、えん魔くんに引き渡されて丸焼きに。天狗と言えど悪い奴はいるのね。
メ〜ラめらでは艶靡ちゃんに1/1下駄マシンのプラモと交換条件で炎天狗をそそのかし、下駄マシン3号機のトコロー号に乗り込んで戦う。
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怒黒[どくろ]
原作初登場1973年12月2日 7〜12話
東映版1973年11月29日 9夜(CV立壁和也)
メ〜ラめら2011年4月21日 3炎(CV家弓家正)
死神風のいでたちで大鎌を持っている。
東映アニメ版では怒黒菌の持ち主で人間の魂を喰う。 口から炭酸ガスを吐き火を消す事も出来る。
小判小女(こばんざめ)を利用して怒黒菌をばらまいた。
原作では人間(女性限定?)に黒い息を吹きかけ、これを吸った者は3日間怒り狂い、3日目の夜に怒黒の餌食となる。
『無冠の帝王』 と呼ばれる程の実力者。最長連載で描かれ、なかなか本編で登場できず、満を持して登場した直後に退治された。
『メ〜ラめら』でも原作通りの流れで、ちィ子先生が襲われる。
怒黒はEDが流れた後、Cパートで退治された。
ダイナミックプロのラフでは「怒りの表情の頭蓋骨。怒黒にとりつかれた人は人がかわったように怒りっぽくなる」とある。
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虎御前[とらごぜん](CV沢田和子)
東映版初登場1974年3月28日 第25夜
催眠術を使う女妖怪。平常時と戦闘時で2段変身する。
大金怪の部下。一度は雪子姫を拉致するも、えん魔くんの為に仲間を裏切り命を落とす。
戦闘タイプに変身できるが特に能力が上がる訳ではなさそう。
女言葉は滅多に使わないが、時々可愛い言葉使いをする。実は幼馴染みのえん魔くんを密かに想っているようだ。
古い付き合いのようで、「えん魔ちゃん」と呼んでいた。初恋の相手なのかな?
えん魔くん曰く「いつまでも仲良くしようね〜」と彼女の手を握ったらしい。案外罪作り(女泣かせ)
彼女は何も報われる事なく、ちょっと可哀想な女の子でしたね〜。気の強い雪子姫よりもっと男勝りな、でもとっても女の子らしい子でした。
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