『バイオレンスジャック』とは、巨大地震により関東が本州から分断され、国の統治も及ばない見捨てられた土地「関東」が舞台の群像劇。
壊滅した関東を恐怖と暴力で支配しようと目論むスラムキングと、それを阻むバイオレンスジャックと呼ばれる謎の大男との死闘を通し、地獄の無法地帯と化した土地でなおも逞しく生き抜く人々が描かれる。
大きな特徴として、これまで発表された永井豪作品のキャラクターが多く登場する。
とは言えオリジナルのキャラそのものが登場するのではなく、外見や性格、設定等の変更あり。
第二十部では『ドロロンえん魔くん』のキャラクターが登場する「炎の魔人編」が描かれた。
登場キャラは炎魔、雪子姫、カパエル、シャポーだが、作中名前が出たのは炎魔のみ。
外見は『炎魔地獄』より更に大人っぽいアダルト版。カパエルに至っては人間形態にもなる。
妖怪退治を生業(なりわい)としている所は同じ。スラムキング側に付き、ジャックと対峙する。
『ジャック』の中では、珍しく人外のままで登場(マジンガーZすら「人間」として登場している)
内容的に成人男性向けでエロ表現もたっぷり。にも関わらず、炎魔にスケベな所が微塵もない。しかしその分…(お察しください)
ジャックに炎魔登場のきっかけは、当時存在したドロロンえん魔くんの同人サークル「DEFC」のメンバーと豪先生との対談ではないかとの有力情報がある。ダイナミックの故・菊池忠昭氏に質問した際「可能性有り」とのお返事だった。直接豪先生から聴いた訳ではないので憶測ではあるが。
上記の掲載期間は「ゴラク」誌上でバイオレンスジャックが連載されていた期間(参考:Wikipedia)であり「炎の魔人編」の連載期間ではない事をお断りしておく。雑誌不所持の為、詳細不明。
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